畳について

畳替えについて

畳替えには、「裏返し」「表替え」「新畳」の3種類があります。

裏返し(目安:3~5年)

裏返し

畳表を取り外して、裏側を表面にひっくり返し、緑を新しくし縫い直します。
表面にシミがあったり、傷があるものは裏返しができないことがあります。良い畳表で傷等もなければ、6~7年経っていても裏返しできる事があります。

表替え(目安:5年~)

表替え

現在付いている畳表(ゴザ)を取り外し、床はそのままで畳表と縁を新品に取り換えることです。
衣服に畳のかすが付くようになったら表替えの目安です。

新畳(目安:約20年)

新畳

畳表と、畳床、縁を全て新しく交換することです。
畳の表面がボコボコしてきたり、薄くなってきたりしたら替え時です。

ページの先頭へ

畳のサイズについて

畳のサイズは、地域や建物によって異なるって、ご存じでしたか?

京間(本間)

京間(本間)は主に関西で使用されており、基本サイズは955mm×1910mm(6尺3寸×3尺1寸5分)です。
現在の和風建築の原型ができた室町時代、京都を中心として「畳割」という建築方法が登場しました。これは、まず畳を並べて部屋を構成し、その周りに柱を立てるという方法です。これが、京間(本間)としてなじみの畳サイズとなりました。

江戸間(五八間)

江戸間(五八間)は関東をはじめ全国各地で使用されており、基本サイズは850mm×1760mm(5尺8寸×2尺9寸)です。
畳が一般にも普及しはじめた江戸時代、工事の効率化を図って建物に使う柱サイズが規格化されました。
そして、柱で構成された部屋の内側に畳を敷き込む「柱割り」という方法が登場し、現在の建築でも主流となっています。柱の中心から中心までの長さを基準にしているので、そこに敷く畳は柱の太さの分だけ小さくなります。

その他のサイズ

上記2つ以外にも、全国各地で様々な畳のサイズが使われています。
いずれの規格においても畳の長辺を丈(たけ)、短辺を巾(はば)と呼び、丈と巾の比はおおよそ2:1です。

規格名 サイズ(尺貫法)主に使用されている地域
京間(きょうま)
本間(ほんま)
本間間(ほんけんま)

955mm × 1,910mm(3尺1寸5分 x 6尺3寸)

関西地方、中国・九州地方

中京間(ちゅうきょうま)
三六間(さぶろくま)

910mm × 1,820mm(3尺 x 6尺)

愛知、岐阜、三重、福島、山形、岩手、北陸の一部、奄美大島

江戸間(えどま)
五八間(ごはちま)
関東間(かんとうま)

880mm × 1,760mm(2尺9寸 x 5尺8寸)

関東、東北、北海道、東日本の大部分
※全国的な標準規格

団地間(だんちま)
公団サイズ(こうだん)
五六間(ごろくま)

850mm × 1,700mm(2尺8寸 x 5尺6寸)

公団、アパート、マンション

六二間(ろくにま)

940mm × 1,880mm(3尺1寸 x 6尺2寸)

九州地方の一部

六一間(ろくいちま)

925mm × 1,850mm(3尺5分 x 6尺1寸)

近畿・中国地方の一部

ページの先頭へ

縁無畳・カラー畳

縁無畳・カラー畳は、最近とても人気があります。

縁無畳

縁無畳

「縁無畳」はその名通りに縁(へり)がない畳の事で、近頃とても人気があります。
通常使う畳表より幅の広い畳表を使い、四方に折り曲げながら巻き込み逢着する加工方法です。
「縁無畳」は、もともと畳縁が高価な時代に一般庶民が利用した畳で、伝統のある畳製作工法です。畳にヘリがないと、お部屋がすっきりと見えて広く感じますし、フローリングとの相性もバッチリです。

カラー畳

カラー畳

畳と言えば「緑」が一般的ですが、カラー畳なら豊富なバリエーションの中から、ご自身のライフスタイルに合った畳を選べます。
カーテンの柄や壁紙の色を選ぶように畳のカラーを選べるんです!
既存の和室の畳をカラー畳に変更する事はもちろん、マンション・アパートなど洋室(フローリング)の一角を畳コーナーにし、和みの空間を演出する事も可能です。

ページの先頭へ

畳のカビ・ダニ対策

畳のカビ・ダニは、日常のお手入れである程度防ぐ事が可能ですが、本格的な対策にはプロの力が必要です。
当店では、以下のような対策を実施しています。

畳乾燥(カビ・ダニ対策)

高温熱風処理で畳を丸ごと乾燥させることにより、畳の中のダニ・カビを死滅させます。

畳は吸排湿性に優れ、湿度の高い日本のハウスキーパー的存在です。
しかし、
・梅雨や降雪などの自然環境
・冬の暖房ライフ
・建築技術の進歩や冷暖房の普及による住まいの密閉化
・住宅の密集化による日当たり、風通しの悪さなど、生活環境の変化
によって湿度がどんどん高くなると、いくら吸排湿性に優れた畳とは言え限界が来てしまいます。
そして、その結果、カビ・ダニが繁殖してしまうのです。

そんな時に効果的なのが、畳の加熱乾燥!
防虫殺菌効果抜群な高温加熱で、カビ・ダニを死滅させます。
薬剤を使用せず、安全・健康的に、畳本来の機能(吸排湿性)を甦らせます!

カビ・ダニ対策

畳防虫処理(ダニ対策)

ホウ素系化合物をコーティングしたメッシュシートを畳表と畳床の間に縫い込む新しいタイプの防虫材【ダニシラズシート】で、畳の内部から働きかけダニを駆除します。
従来の駆除材のような刺激臭はなく(無臭)安全性が高いシートです。
通常の状態で薬効が10年以上長持ちします。
また、薬剤付着面を畳床面に向けて使用しますので、小さなお子さまにも安心です。

ダニシラズシート

ページの先頭へ